
注目選手
【横浜】
・小野舜友選手
準決勝で3打数3安打2打点、4打席全てで出塁と活躍した小野選手。
横浜の主将としてチームをまとめ上げてきた小野選手は大事な決勝戦でもいきなり先制ホームランを放つなど活躍した。
「最高の仲間、メンバーに恵まれているので、そのメンバーたちと日本一を目指す」と話し、全国制覇を目指す小野選手は要所で力を発揮。
6打数3安打3打点とバットで優勝に大きく貢献した。
・田島陽翔選手
2026センバツ高校野球の神村学園戦で4打数3安打と存在感を示した田島選手。
2年生ながらレギュラーを掴んだ田島選手だが、入学時から順風満帆な野球生活を送っていたわけではなかった。
2025年秋の大会では7試合で5安打と苦しみ、敗戦した準々決勝では、2点を追う九回のチャンスに代打で出場したが、三振に倒れている。
悔しい想いをした田島選手は冬に逆方向への飛ばし方やバットを出すタイミングを模索。
ティーバッティングなどの基礎練習を反復し「スイングする力がついてきた」と手応えを感じていた。
決勝ではその成果を発揮し、5打数4安打3打点と大暴れ。
今大会の通算打率も6割となった。

【浦和学院】
・玉榮久豊選手
横浜の切り込み隊長と同じく、活躍を続けているのが、浦和学院の切り込み隊長とも言える玉榮選手。
玉榮選手は2025年秋の県大会では下位打線だったが、トレーニングや食事で体を強化し、体重が7kg増加。
フィジカルを強化した玉榮選手は、思い切りの良さを監督に買われ、春からは1番を任されるようになった。
「積極的に打ちにいって、チームを勢いづけることが求められている。とにかく塁に出る」と語る玉榮選手は今大会も活躍。
毎試合、マルチヒット以上の結果を残し、決勝戦に臨んだ。
決勝戦でも5打数3安打1打点と結果を残し、横浜を苦しめた。
・佐々木連也選手
1年時から注目を集めるエース左腕。
2年生ながら監督に「夏までに軸として育てる」と明言されており、今後の成長にも期待がかかる選手となっている。
出所が見にくい投球フォームから、相手を打ち取る姿は楽天の早川隆久選手とも重なると評価されており、いずれはドラフト注目の選手となる可能性も秘めている。
右の本格派投手が多い浦和学院にとって左の佐々木選手の存在は大きい。
今大会でも先発した試合は5回無失点、中継ぎとして登板した準決勝は2回2/3を無失点と好投し、チームの勝利に貢献した。

試合展開
決勝戦は横浜と浦和学院という名門同士の対決となった。
試合は初回から動く。
横浜は小野舜友選手の先頭打者ホームランで先制し、早々にリードを奪った。
その後、試合は膠着状態に入るが、4回表に6番・田島陽翔選手のタイムリーツーベースで2点目を奪うと、ここから打者8人の猛攻で一挙5点をもぎ取る。
しかし、その裏に浦和学院が意地を見せ、6番・法量章太郎選手の2点タイムリーヒットで4点差に詰め寄った。
流れを引き寄せたい浦和学院だったが、横浜が5回以降も小刻みに追加点を奪い、突き放す。
10-2の7回裏に浦和学院は1点を返すが、反撃はここまで。
9回表には横浜が3点を追加し、終わってみれば14安打13得点で大勝した。

⚾️試合のポイント⚾️
試合のポイントは横浜がビッグイニングを作った4回。
横浜が1点を追加し、2-0となった後、1アウト三塁で浦和学院は佐々木選手を投入した。
浦和学院としてもここまでは計算の範囲内だったかもしれない。
しかし、続く打者がエラーも絡み出塁すると、佐々木選手は横浜打線に飲み込まれ、大量得点を許してしまった。
わずかなほころびから来た流れを手放さなかった横浜打線。
要所で集中力を見せた横浜の攻撃が優勝を大きくたぐり寄せた。
また、リードしてからも追加点をあげ、相手に隙を見せなかったのも横浜が勝利するポイントの1つとなった。
✏️ライター:ヒデオ

