【第97回センバツ高校野球】埼玉代表！浦和実業学園高等学校とはどんな学校？

2025年4月30日2025年5月16日

2025年春。
経験豊富な指導陣のもと、着実に力をつけ悲願の聖地へ。
初出場とは思えない冷静な戦いぶりでベスト4の結果を残した。
今後の戦いぶりに、県内外から注目が集まっている。

浦和実業学園高等学校について

浦和実業学園中学校・高等学校は、埼玉県さいたま市に所在する男女共学の私立学校です。建学の精神は「実学に勤め徳を養う」で、実学教育と徳育教育の両面を重視しています。

【特色】

✅実学教育と徳育教育の両面を重視したバランスのとれた人間教育
✅グローバル化社会で活躍する人材の育成を目指した教育
✅運動部や文化部が活発で、全国大会に出場する強豪クラブも多数

【沿革】

・1946年に九里總一郎が珠算・簿記を指導する私塾として創立
・1949年に浦和実業専門学院を設立
・1963年に浦和実業学園商業高等学校を設立
・1975年に校名を浦和実業学園高等学校と改称
・2005年に浦和実業学園中学校を開校

【教育方針】

・徳育指導しつけ、規律に重点をおいた基本的生活習慣を体得させる
・自主性、根気強さ、向上心、公共心、協調性などを育成する
・社会適応に関する指導を中心とし個々の能力、適性等の的確な把握につとめる
・部活動を通して自己に気づき自己の可能性を知らしめ個人の自己実現を助ける

埼玉の伝統校・浦和実業野球部

⭐️「堅守と機動力」で勝利をつかむ、文武両道の実力派集団
埼玉県内でも屈指の進学校として知られる浦和実業学園高校。
毎年のように県大会で上位に食い込み、安定した成績を残している。

⭐️文武両道を地で行く環境
「文武両道」を掲げる浦和実業では、練習は効率重視。
限られた時間で集中して取り組み、自ら考えて行動する自主性が、試合中の冷静な判断や、粘り強いプレーに結びついている。

⭐️「全員野球」のチームカラー
浦和実業野球部の最大の強みは、「全員が主役になれる野球」を貫いている点にある。目立つスラッガーや剛腕投手に頼らず、1番から9番までが自分の役割を全うする。小技、バント、走塁、粘りの守備。細かいプレーを徹底して積み重ね、接戦をものにしていくスタイルが魅力だ。

特に守備への意識は高く、練習でも「1球への集中力」を常に要求される。実際に公式戦では、ミスの少ない堅実なプレーが光る。春季大会や秋季大会では、接戦を制することが多く、その姿にファンや保護者からの信頼も厚い。

⭐️初の聖地・甲子園へ
創部は1960年代。
以来、浦和実業高校野球部は埼玉県内の名門校の一つとして、着実に実力を積み上げてきた。これまでに夏の埼玉大会ベスト4、秋季県大会準優勝など、数々の実績を重ねながら、あと一歩で甲子園を逃す悔しさを何度も味わってきた。

⭐️プロの世界へも続く道
これまでプロ野球に進んだ選手こそ少ないものの、大学や社会人で活躍するOBは数多い。東京六大学や東都リーグでも、浦和実業出身の名がスタメンに連ねられることがある。

とくに2010年代以降は、守備力と野球IQの高さを評価される選手が多く、チーム全体の成熟度が高い。卒業後は、指導者として各地の高校・中学の現場で活躍する者もおり、「浦実出身」という肩書が、今や一つのブランドになりつつある。

⭐️未来への一歩
浦和実業野球部が目指すのは、ただの「勝利」ではない。社会に出ても通用する人間力、礼儀、責任感。勝っても負けても胸を張れる野球部として、彼らは日々、自らを鍛え続けている。

埼玉の地から、甲子園へ。そしてその先の舞台へ。
浦和実業野球部の歩みは、まだ始まったばかりだ。