鳴門、中盤の集中打で逆転勝ち 天理は序盤のリード守れず【2025年:第107回全国高校野球選手権】【甲子園】

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2日目第4試合 天理VS鳴門

※一球速報より引用

日付:2025年8月6日(水) 第4試合
試合会場:阪神甲子園球場

序盤は天理が着実に加点し、3回までに3―1と優位に立った。しかし鳴門は4回裏、橋本選手の2ランで同点に追いつくと、5回には稲山選手の右前適時打で逆転。さらに6回にも小川選手の中前打で1点を加え、試合を優位に進めた。天理も7回に犠飛で1点差まで迫るが、あと一歩及ばず。鳴門が5-4で接戦を制し、2回戦へ駒を進めた。

投手まとめ

【天理】
松村晃大(先発):4回1/3、球数58、被安打6、失点4。立ち上がりは粘ったが、4回に橋本選手に同点本塁打を浴び降板となった。
橋本桜佑(2番手):1回、球数20、被安打2、失点1。低めを突く丁寧なピッチングを見せたが、6回に適時打を許してしまった。
長尾亮大(3番手):2回2/3、球数46、被安打2、失点0。落ち着いた投球で鳴門打線の追加点を防いだ。

【鳴門】
橋本朋来(先発・完投):9回、球数157、被安打10、奪三振6、与四球4、失点4。序盤は制球に苦しむも、中盤以降は要所を締めた。打撃でも2ランを放ち勝利に貢献した。

主な活躍選手

【天理】
冨田祥太郎(1番・二塁):初回にライト前、2回にはレフトへの2点タイムリーを放ち2安打1打点。リードオフマンとして攻撃でチームを牽引した。
赤埴幸輝(3番・遊撃):初回にライト前タイムリーで先制。5回に安打を放ち打撃で存在感をアピールした。

【鳴門】
稲山壮真(4番・一塁):左二塁打、中前打、右前適時打、左二塁打で4安打。全打席でチャンスメークし逆転打を放った。
橋本朋来(5番・投手):4回に左越え同点2ランを放った。投手としても完投しチームの勝利に貢献。

小川大翔(9番・二塁):右前打、中前適時打の2安打1打点。下位からの攻撃の起点となった。

試合展開

1回表(天理)1番・冨田選手の右前安打と2番・伊藤選手のバント安打で無死一・三塁。3番・赤埴選手の右前適時打で先制、さらに5番・下坊の遊ゴロの間に1点を追加し2-0とする。

2回表(天理)にはこの回先頭の7番・吉田選手が左前打で出塁し、8番・石井選手の犠打で二塁へ。1番・冨田選手が左中間へ適時二塁打を放ち3-0とリードを広げる。

2回裏(鳴門)に4番・稲山選手が高めを叩きレフトへツーベースを放つ。その後ツーアウトとなるも7番・仲須選手、8番・西村選手の連打で1点を返し3-1とする。

4回裏(鳴門)にも4番・稲山選手が中前打で出塁。5番・橋本選手が初球のスライダーを力強いスイングで捉え、左越え同点2ランを放ち3-3の振り出しに戻す。

5回裏(鳴門)には9番・小川選手が右前安打、1番・野田選手の犠打で二塁へ。二死一・三塁から4番・稲山選手が右前適時打を放ち4-3。ついに逆転する。

6回裏(鳴門)にも6番・上原選手が右前打で出塁し、7番・仲須選手が犠打で二塁へ送る。二死二塁フルカウントから9番・小川選手が中前適時打を放ち5-3。

7回表(天理)2番・伊藤選手が四球で出塁し、犠打と暴投で三塁へ進める。4番・永末選手のセンターへの犠牲フライで1点を返すが、5-4止まり。

最後は、天理が9回表に二死、一・二塁の一打逆転のチャンスを作るもセンターフライで試合終了となった。

⚾️試合のポイント⚾️

⚾️鳴門・橋本選手が投打に活躍。完投勝利と同点2ランで流れを引き寄せた。
⚾️稲山選手の4安打が勝利の原動力。特に逆転適時打が試合を決定づけた。
⚾️天理は序盤のリードを守れず、中盤の失点が響いた。
⚾️終盤の反撃機で鳴門守備陣が堅守を見せ、天理の得点を許さなかった。

【天理】序盤の主導権を生かせず

天理は1回、2回と着実に加点し3-0とリードを広げた。しかし中盤に鳴門の集中打を浴び逆転を許すと、終盤の好機もあと一本が出なかった。冨田選手、赤埴選手ら上位打線は好調を維持したが、後続がつながらず悔しい敗戦となった。

【鳴門】中盤の攻撃で試合を決める

序盤は天理先発・松村選手に抑えられたが、4回の橋本選手の2ランで流れを掴むと、5回、6回の逆転劇で試合の流れを握った。エース橋本選手は粘り強く投げ抜き、打線も下位から上位へとつながる理想的な展開を見せた。

【まとめ】一進一退の攻防

試合は終始緊張感に包まれ、両校の持ち味がぶつかり合った。天理の機動力鳴門の勝負強さが際立った一戦であり、夏の甲子園らしい逆転劇となった。鳴門は2回戦もこの勢いを持ち込み勝ち進んでいきたい。

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