埼玉県立大宮北高等学校とは
さいたま市北区に位置するさいたま市立大宮北高等学校は、理数科やICT教育、SSH（スーパーサイエンスハイスクール）指定など、先進的かつグローバルな学びの環境が整っている公立高校。
全校生徒がiPadを活用し、理数科はノートPCも無償貸与されるなど、先進的な学習環境が整っている。
また多彩なフィールドワークや国際交流プログラムを通じ、実践的な探究力やグローバル視点を養っている。
部活動や学校行事に全力で取り組む校風のもと、全国大会出場クラブも多数。充実した施設と教員サポートにより、大学進学を中心とした進路実現を強力に支援している。
開校：1956年（昭和31年）、全日制共学高校として設立。さいたま市立の学校では浦和高校に次ぐ歴史を持つ。
学科構成：普通科・理数科を併置。2025年度入試では普通科280名、理数科40名を募集
特色
✅ICT教育：全生徒にiPadを配布し、理数科にはノートPCも無償貸与。電子黒板やWi‑Fi整備などICT活用を推進
✅SSH指定校：文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定され、フィールドワークや国際研修、科学講演など多彩な科学教育を実施
沿革
1956年（昭和31年）：埼玉県大宮市立高等学校として開校
1958年（昭和33年）：埼玉県大宮北高等学校と改称
1959年（昭和34年）：水泳プール、井戸、脱衣場等付属設備完成
1961年（昭和36年）：第1期体育館兼講堂建築落成
1977年（昭和52年）：当時の木造第二校舎から火災が発生し全焼。人的被害は発生しなかった。
1994年（平成6年）：大宮市立大宮北高等学校と改称
2001年（平成13年）：さいたま市立大宮北高等学校と改称
2014年（平成26年）：理数科設置
2016年（平成28年）：スーパーサイエンスハイスクール (SSH) 指定（2022年に再指定）
2022年（令和4年）：制服をユニクロのアイテムから選択可能になる（現行の制服も併売）
建学の精神 / 校訓
「自主・自律・創造」の校訓のもと、
自らの学びを振り返り、工夫と改善を続け、自己能力を最大限に伸ばす
チャレンジ精神を持ち、仮説→検証→発表→議論を繰り返す力を養う
つまり、「自分で考え、学び、創り出す力」を重視し、知的好奇心と主体性を育むことを核心としています。
教育理念 / ミッション・ポリシー
◾️スクール・ミッション（教育の目的）
失敗を恐れず何事にも挑戦する力
高い志を持ちグローバルに活躍するサイエンス人材を育成
◾️育成すべき資質・能力（グラデュエーション・ポリシー）
問いに対して仮説を立て検証する思考力
自分の考えを人前で発表する表現力
他者の意見を聞き議論するコミュニケーション力
広い視野で新しい価値を創造する能力
想いをもって取り組む姿勢と自己改善力
◾️教育課程の方針（カリキュラム・ポリシー）
基礎の徹底とPBL（課題解決型学習）：少人数制・グループワーク・アウトプット重視
探究活動：発表や論文、レポートを通じた主体的学び
全校統一の教育方向性：教員横断の一貫指導
◾️入学者像（アドミッション・ポリシー）
日常の「疑問や違和感」を大切にする知的好奇心
学習のみならず、部活動や生徒会などを最後までやり遂げる実行力
色々な意見や経験に触れ自分の可能性を広げようとする意志
粘り強く、チャレンジ精神とバイタリティを持つ生徒
大宮北高校が育む人材像
さいたま市立大宮北高校は、「自主・自律・創造」を軸に据えた学校づくりを通じて、以下のような人材を育成することを目指しています。
また「生徒の『志』に応える教育」を掲げ、理数科とSSHを中心としたグローバル・サイエンス教育が連携して展開されている。これは、教科知識だけでなく、人間としての豊かな成長と社会貢献力を重視する学校の姿勢を示している。
【教育方針・校風】
ICT教育：全国有数のICT先進校。2017年度以降、全生徒にiPad配布、理数科生徒にはノートPCも無償貸与。電子黒板・Wi‑Fi環境も整備
スーパーサイエンスハイスクール（SSH）：文部科学省指定校。フィールドワーク（長瀞・館山・福島・佐野ほか）、講演会、国際研修など多彩なサイエンス教育が充実
グローバル教育：海外高大との交流（オーストラリア、台湾、インドネシアなど）、英語プログラム“GC4S”実施
授業体制：3学期制、平日6限授業（水曜は7・8限あり）、隔週で土曜授業あり進学実績：2024年3月卒業生のうち、四大進学296名。強力な進路指導体制と受験サポート環境が整っている
全校方針：「本気の学習」「本気の部活動」「本気の行事」を掲げ、PBLにも対応した探究学習へ方針転換中
部活動：運動部・文化部ともに多彩で活発。野球、バスケ、サッカー、剣道、水泳、吹奏楽、サイエンス部、ESSなど
施設と環境
校舎：本館・北校舎・西校舎・南校舎（理科棟）、りんどう会館（食堂・ホール・合宿室）、重層体育館、部室群、プール、グラウンド、テニスコートなど充実。
校章・制服：校章は「りんどう」モチーフ。制服は男子詰襟、女子ブレザー（ユニクロ選択制）
大宮北高等学校野球部とは
⭐️戦績
全国選手権埼玉大会ベスト16入り（2022年）
早大本庄を相手に健闘し、49年ぶりのベスト16進出という歴史的成果 。
2023年・2024年：埼玉県大会出場多数。2023年秋季大会、2024年1年生大会など
2025年春：60年ぶりに埼玉県大会ベスト8へ進出（2025年春季）
春季県大会2回戦でシード校・川口市立相手に7–1で勝利。
3回戦で、伊奈学園との公立対決に12安打11得点で勝利し、見事ベスト8入りを果たした。
【選手権大会Cシード獲得】
環境
週6日活動、部員数約56名
管理栄養士指導による“食トレ”導入で体重増・体力強化。3年までに10kg増、パワー＆球速アップを実現。
進路実績
野球部員でも文武両道を実践。筑波大学体育専門学群や国公立大学合格者が在籍。
全体としては、国公立大学57名（東北大、筑波大など）、早慶上理19名、GMARCH94名、4工大112名と進学実績も充実。
特徴
地域密着：さいたま市立城北中出身の選手が中心となり、同中学時代には全国大会出場経験あり。
監督の戦略重視：「左投手対策」「苦手克服」を練習テーマに掲げ、対左腕打撃技術を強化。
卒業生の学び：部活と受験を両立し、全国トップクラスの大学へ進学した実績もある。
まとめ
さいたま市立大宮北高等学校は、「本気の学習」「本気の部活動」「本気の行事」をキーワードに、ICT教育・SSHなど最先端の学びと、地域に根差した部活動を両立する。
特に硬式野球部は、「食トレ」や左右打者への戦略的対応など、緻密な練習体制が魅力です。2025年春季大会での大勝利からもその成果がうかがえる。
部活動と大学進学を両立し、筑波大体育専門学群をはじめとする難関大学へ進んだ先輩や、国公立・早慶上理・GMARCH・4工大などへの進学実績は、学力面の支援体制が整っている。硬式野球を通じて、学力・身体・精神面の総合力が磨かれる環境が魅力。
