
日付:2026/5/19(火)
試合会場:ZOZOマリンスタジアム
第78回春季関東地区高等学校野球大会で、山梨学院と専大松戸が激突した。試合は両校合わせて27安打、21得点が飛び交う壮絶な打撃戦となり、最後まで勝敗の行方が分からない展開となった。山梨学院は7回に一挙8得点を奪って流れを引き寄せ、専大松戸の終盤の反撃を振り切って11-10で勝利。互いの持ち味が全面に出た熱戦だった。
◾️投手まとめ◾️
【山梨学院】
渡部瑛太選手:5回1/3を投げ7安打7失点。要所で粘りながらも専大松戸打線に苦しんだが、中盤までは試合を大きく崩さず試合を作った。
高橋瞬選手:3回1/3で5安打3失点。本塁打を浴びる場面もあったが、終盤の追い上げを最小限に抑えた。
竹下翔太選手:最終回を落ち着いて締め、チームの勝利を守った。短いイニングながら役割を果たした継投だった。
【専大松戸】
門倉昂大選手:6回を投げ10安打7失点。立ち上がりは安定していたが、7回に山梨学院打線につかまり大量失点となった。
小俣太陽選手:0回2/3で2安打2失点。流れを止めたい場面での登板だったが、相手打線の勢いを止め切れなかった。
松岡健造選手:2回を無失点に抑える好救援。直球に力があり、終盤の反撃ムードを作った。
◾️主な活躍選手◾️
【山梨学院】
光永煌音選手(1番・捕手):中安打、左安打、右安打を含む3安打2打点。先頭打者として攻撃のリズムを作り、勝負強さも光った。
島田達矢選手(2番・二塁手):遊安打、左二塁打、右安打で3安打1打点。広角に打ち分ける内容で存在感を示した。
住友輝人選手(遊撃手):左安打2本を放ち2得点。7回の攻撃では流れを引き寄せる一打を放った。
藤田蒼海選手(三塁手):左安打2本に加え3打点。チャンスでの集中力が際立ち、打線の中軸として機能した。
【専大松戸】
宮尾日色選手(2番・二塁手):中安打、右本塁打、左二塁打の3安打3打点。長打力と勝負強さを発揮し、最後まで相手にプレッシャーをかけた。
吉岡伸太朗選手(4番・捕手):右安打、右二塁打を記録。4番として要所で得点に絡み、存在感を示した。
柴田樹選手(左翼手):左安打と中安打で2安打。終盤まで積極的なスイングで反撃の糸口を作った。
常田幸泰選手(代打):8回に右本塁打。少ない打席で結果を残し、スタジアムを大いに沸かせた。
試合展開
初回は両校とも無得点。先に試合を動かしたのは専大松戸だった。2回、宮尾日色選手の右本塁打で1点を先制。3回にも山梨学院の失策を絡めて追加点を奪い、主導権を握った。
山梨学院は4回に反撃。光永煌音選手の安打を足掛かりに打線がつながり、一挙2得点で逆転に成功する。しかし専大松戸も直後の4回裏に追いつき、その後も5回、6回と得点を重ねてリードを広げた。
試合の大きな転換点となったのは7回表だった。山梨学院打線が爆発し、集中打で一気に8得点。住友輝人選手、島田達矢選手、藤田蒼海選手らが次々と快音を響かせ、試合をひっくり返した。
それでも専大松戸は簡単には終わらない。8回には常田幸泰選手の代打本塁打、9回にも吉岡伸太朗選手の適時二塁打などで1点差まで迫った。しかし最後は山梨学院の継投陣が踏ん張り、11-10で激闘に終止符を打った。
⚾️試合のポイント⚾️
⚾️山梨学院は7回の猛攻で一挙8得点を奪い、試合の流れを完全に引き寄せた
⚾️専大松戸は2本塁打を含む長打攻勢で最後まで粘りを見せた
⚾️両校合わせて27安打を記録する打撃戦となり、スタンドを大いに盛り上げた
⚾️山梨学院は終盤の継投策が機能し、1点差ゲームを逃げ切った
⚾️専大松戸は敗れたものの、終盤まで攻め続ける高い集中力を見せた
【山梨学院】大量得点を呼び込んだ集中打
山梨学院は15安打11得点と打線がしっかり機能した。特に7回の集中打は見事で、各打者が状況に応じた打撃を徹底していた点が印象的だった。光永煌音選手や島田達矢選手ら上位打線が出塁し、中軸が返す理想的な攻撃を展開。失点は多かったものの、打ち勝つ野球で勝利をつかみ取った。終盤に再び追い上げを受けながらも、最後まで慌てず対応した守備面も評価できる内容だった。
【専大松戸】最後まで食らいついた粘り
専大松戸は敗れたものの、打線の破壊力を十分に示した試合だった。宮尾日色選手の本塁打をはじめ、要所で長打が飛び出し、終盤まで山梨学院を苦しめた。特に8回、9回の攻撃には粘り強さがあり、最後まで勝負を諦めない姿勢が伝わってきた。投手陣は大量失点の回が響いたが、それ以外のイニングでは落ち着いた投球も見せており、今後につながる収穫もあった。
【試合総評】両校の持ち味が詰まった乱打戦
山梨学院は一気に流れを変える爆発力を、専大松戸は終盤まで粘り続ける勝負強さを披露。両校とも積極的な打撃姿勢が目立ち、攻守にわたって見応えのある内容だった。終盤までスタンドが大きく沸く展開となり、春の大舞台にふさわしい熱戦だったと言える。日頃の鍛錬とチームカラーが随所に感じられた一戦だった。

