
日付:2026/5/17(日)
試合会場:千葉県総合SC野球場
第78回春季関東地区高等学校野球大会2回戦で、水城と山梨学院が対戦した。試合は山梨学院が序盤から主導権を握り、中盤以降も着実に加点。水城は4回に反撃を見せたものの、山梨学院打線の勢いを止め切れず、7回コールドで決着した。関東大会常連校らしい攻撃力を見せた山梨学院が、投打で完成度の高さを示した一戦だった。
◾️投手まとめ◾️
【水城】
芽根選手:先発として長いイニングを投げ抜き、131球の力投を見せた。序盤から山梨学院打線の圧力を受けながらも、変化球を交えて粘り強く投球。失点を重ねながらも最後まで腕を振り続け、エースとしての責任感を感じさせた。
【山梨学院】
山梨学院の先発投手陣はテンポ良くストライク先行で試合を進め、水城打線に的を絞らせなかった。守備陣との連携も安定しており、要所を締める投球で試合の流れを渡さなかった。継投陣も落ち着いたマウンドさばきを見せ、コールド勝ちへつなげた。
◾️主な活躍選手◾️
【水城】
七字雄琉選手(2年):4回に2点適時二塁打を放ち、反撃ムードを作った。追い込まれながらも鋭く振り抜いた一打が印象的だった。
廣澤飛雄真選手(3年):適時打を放ち、水城打線を勢いづけた。中盤のチャンスで存在感を見せ、最後まで攻める姿勢を貫いた。
【山梨学院】
山梨学院打線は上位から下位まで切れ目のない攻撃を展開。序盤から積極的にスイングし、得点圏でも高い集中力を見せた。中盤以降は長打と機動力を絡めながら効率良く得点を重ね、試合の主導権を握り続けた。
試合展開
関東大会2回戦で対戦した水城と山梨学院。試合は初回から山梨学院が積極的な攻撃を見せ、序盤のうちに流れをつかんだ。
2回、山梨学院は連打と四球でチャンスを広げると、適時打と犠飛などで3点を先制。水城にとっては苦しい立ち上がりとなった。それでも水城は粘りを見せる。4回表、走者をためて迎えた好機で七字雄琉選手が右中間へ2点適時二塁打を放ち、一気に流れを引き寄せた。さらに廣澤飛雄真選手にも適時打が飛び出し、この回3得点。山梨学院を追い上げ、スタンドの雰囲気も大きく変わった。
しかし山梨学院は慌てなかった。直後の攻撃で再び打線がつながり、長打を絡めながら追加点を奪取。相手に傾きかけた流れをすぐに引き戻した。中盤以降も打線の勢いは止まらず、走者を出してからの攻撃に隙がなかった。
一方の水城は、芽根選手が球数の多い苦しい投球を続けながらも、最後までマウンドを守り抜いた。守備陣も好プレーで盛り立て、何とか食らいつこうとしたが、山梨学院打線の圧力を止め切れない。
山梨学院は終盤にも加点し、7回コールドで試合終了。攻守に安定感を見せた山梨学院が、関東大会でも高い実力を示した。
⚾️試合のポイント⚾️
⚾️山梨学院が序盤から積極的な攻撃で主導権を握った
⚾️水城は4回に3得点を奪い、一時反撃ムードを作った
⚾️七字雄琉選手の2点適時二塁打が水城反撃の起点となった
⚾️山梨学院は中盤以降も打線が切れず、着実に追加点を奪った
⚾️水城・芽根選手は131球を投げ抜く力投を見せた
⚾️山梨学院が投打の完成度の高さを見せつけた試合だった
【水城】粘り強さを見せた茨城代表
水城は立ち上がりから苦しい展開となったが、4回の攻撃では連打で流れを変え、七字雄琉選手の適時二塁打などで一気に追い上げを見せた。大量失点後もベンチの雰囲気は途切れず、最後まで積極的に次の塁を狙う姿勢が印象的だった。先発した芽根選手も球数が増える中で逃げることなく投げ続け、強豪打線に真っ向から挑戦。結果はコールド負けとなったが、関東大会の舞台でも臆することなく戦った経験は、夏へ向けて大きな財産になりそうだ。
【山梨学院】試合巧者ぶりが際立った山梨王者
山梨学院は序盤から打線がつながり、得点圏での集中力の高さを発揮した。相手に流れが傾きかけた場面でも慌てず、直後の攻撃で追加点を奪えたことが大きかった。攻撃だけでなく守備面でも安定感があり、細かなプレーでもミスが少ない。投手陣もテンポ良く試合を進め、守備陣が動きやすい流れを作っていた。攻守ともに完成度の高い戦いぶりで、関東大会上位進出へ向けて期待が膨らむ内容だった。
【試合総評】流れの奪い合いが見応え十分だった好ゲーム
試合は山梨学院が序盤に主導権を握りながらも、水城が4回に一気に反撃し、会場の空気を変える場面があった。点差以上に両校の集中力がぶつかり合う展開で、一球ごとの緊張感が強く感じられた試合だった。山梨学院は攻撃のつながりと試合運びの巧さが際立ち、水城は最後まで諦めずに食らいつく姿勢を見せた。春の関東大会らしく、技術面だけでなく精神面の強さも伝わる内容で、両校の持ち味がしっかり表れた一戦だった。

