駿台甲府、終盤の猛攻で突き放す 粘る下妻二を振り切りベスト8進出【2025:令和7年度秋季関東高校野球大会(秋大)】

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大会2日目 駿台甲府VS下妻二

※一球速報.comより引用

日付:2025/10/19(日)
試合会場:富士北麓野球場

秋季関東地区大会の注目カード、駿台甲府(山梨)vs下妻二高校(茨城)は、接戦の末に駿台甲府が9-3で勝利を収めた。下妻二は序盤から強力打線を発揮して先制するも、中盤以降に駿台甲府の集中打に逆転を許した。両チームの粘りと攻守の駆け引きが光った見応えある試合となった。

◾️投手まとめ◾️

【駿台甲府】

河﨑 大典:先発、5回、68球、2失点。
テンポの良い投球で序盤を作り、打線の反撃を呼び込む内容だった。制球も安定しており、要所で打たせて取るピッチングが光った。
安田 伊吹:1/3回、13球、1失点。
井上選手に一発を浴びたものの、その後は粘り強く投げた。
萩原 璃空:3回2/3、43球、無失点。
ピンチの場面でマウンドを任されるも、質の良いストレートで下妻二打線を封じ、勝利に大きく貢献した。

【下妻二】

鶴見 航:先発、8回1/3、163球、3失点。
序盤はテンポよく打者を抑えていたが、6回以降は駿台甲府打線の粘りに苦しんだ。それでも9回まで投げ抜く姿勢はエースの意地を見せた。
上野 瑞生:2/3回、6球、0失点。打者二人に対し安定感のある投球でわずか6球目でピンチを脱出した。

◾️主な活躍選手◾️

【駿台甲府】

深澤 慶太(4番・遊撃手):4回と9回にライトへスリーベースを放った。
保坂 治(5番・左翼手):3安打猛打賞。4回にセンターツーベース、6回にはセンターへスリーベースを放ち、9回にはライトへのタイムリースリーベースで試合を決定づけた。
藤田 琉維(6番・二塁手):3安打猛打賞。相手投手へは計28球を投げさせ全員野球の役割を全うした。

【下妻二】

井上 泰雅(3番・中堅手):6回に左越えソロ本塁打。1点差に迫る一打を放った。
木村 空我(2番・三塁手):3回にライトへタイムリー安打。序盤の攻撃を牽引した。

試合展開

試合は下妻二が先制する形で動いた。3回裏、伊藤選手の安打と鶴見選手の四球で無死一、二塁の好機を作ると、菊地選手の送りバントでチャンスを広げた。ここで海老澤選手が中前に運び1点を先制、続く木村選手の右前適時打でもう1点を加え、下妻二が2-0とリードを奪った。

しかし駿台甲府は4回表、主砲の深澤選手が右翼線へ三塁打を放ち、保坂選手の中越え二塁打で1点を返す。さらに藤田選手の右二塁打で同点に追いつき、すぐさま試合を振り出しに戻した。

中盤は両チームのエースが粘り強い投球を見せ、試合は緊迫した展開に。

迎えた6回、駿台甲府は保坂選手の三塁打を足がかりに藤田選手の右前打で勝ち越し。送りバントや四球を絡め、代打・渡邊選手も中前へはじき返し、4-2とリードを広げた。

その裏、下妻二は井上選手が左越えソロ本塁打を放ち1点を返しその後もセンター前ヒットや四球でチャンスを広げるが、駿台甲府は投手を萩原選手へスイッチし落ち着いた投球で流れを断ち切る。

8回には平沼選手の2点タイムリーで6-3とリードを広げ、9回には保坂選手、吉田選手、建石選手の連続長打で3点を加え、試合を決定づけた。

最後は萩原選手が下妻二の代打攻勢を3人で抑え、駿台甲府が9-3で快勝した。

※チャンネル野球好き様より引用

⚾️試合のポイント⚾️

⚾️ 序盤の主導権争いを互いに譲らず、4回以降に駿台甲府が粘り強く反撃。
⚾️ 駿台甲府・藤田選手、保坂選手の中軸の打撃が勝負を分けた。
⚾️ 駿台甲府・萩原選手の安定した救援が終盤の流れを完全に引き寄せた。

【駿台甲府】つながりと粘りで掴んだ逆転勝利

駿台甲府は序盤にリードを許しながらも、慌てることなく中盤以降に着実に反撃を重ねた。藤田選手、保坂選手ら中軸の勝負強さが際立ち、打線全体の集中力が最後まで途切れなかった。投手陣も河﨑選手の粘投から安田選手、萩原選手への継投がはまり、理想的な展開で試合を締めくくった。打線と投手陣の噛み合いが、秋の関東での勝利を引き寄せた。

【下妻二】先制し序盤に主導権を握るも終盤に課題

下妻二は3回に見事な連打で先制し、鶴見選手の力投で中盤まで主導権を握った。だが6回以降、相手打線の粘りに押され、失点がかさんだ。井上選手の本塁打など攻撃面に光る場面も多かったが、終盤の守備の疲労とリズムの乱れが響いた。それでも鶴見選手の163球は、次につながる価値ある投球だった。

【まとめ】互いの意地がぶつかり合った、秋の好ゲーム

駿台甲府が逆転勝利を収めたが、試合全体を通しては互いに持ち味を発揮する好勝負だった。下妻二は粘り強い攻撃と全力プレーで試合を盛り上げ、駿台甲府はチームとしての結束と修正力でそれを上回った。秋の大会らしい緊張感と勢いが交錯する2時間10分。両チームが見せた戦う姿勢は、次のステージへの成長を予感させた。

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