山梨学院、投打かみ合い浦和学院を突破。檜垣投手が5回無失点の好救援【2025:令和7年度秋季関東高校野球大会(秋大)】

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大会3日目 浦和学院VS山梨学院

※一球速報.comより引用

日付:2025年10月20日(月)
試合会場:山日YBS球場

山梨学院が粘る浦和学院を6対3で退け、秋季関東大会の初戦を突破した。序盤に挙げた2点を中盤で追いつかれたが、5回に菰田陽生選手の本塁打で勝ち越し。以降は檜垣瑠輝斗投手が力強い投球でリードを守り抜いた。浦和学院は再三の好機を逃し、反撃及ばず。両校の意地がぶつかる緊張感ある一戦となった。

◾️投手まとめ◾️

【浦和学院】

伊藤 漣(先発):1回1/3、35球、2失点。
四球や失策、安打が絡み2回途中で降板となったが打撃では同点の犠飛も放ち意地を見せた。
日髙 創太:3回、49球、2失点。
中盤の要所でストレートを低めに集めたが、わずかな失投を菰田選手に痛打を浴びた。
佐々木 蓮也:1回2/3、26球、無失点。
緩急をつけて試合を立て直した。
西村 虎龍:2回、46球、2失点。
四死球や失策が絡み、ピンチをしのぎきれず終盤に失点してしまった。

【山梨学院】

菰田 陽生(先発):3回0/3、57球、2失点。
立ち上がりに完璧な投球を披露するも4回に四球と安打でピンチを招き交代となった。
檜垣 瑠輝斗:6回、89球、3失点。
4回途中からの登板で試合を立て直し、最後までマウンドを守り抜いた。終盤に粘り強さを発揮した。

◾️主な活躍選手◾️

【浦和学院】

内藤 蒼(6番・捕手):4回に左前適時打を放ち、同点に導く。守備でも堅実なプレーを見せた。
鈴木 謙心(5番・中堅→左翼):中犠飛で反撃の口火を切り、チームに勢いを与えた。

【山梨学院】

菰田 陽生(4番・投手→一塁):5回に中越え本塁打。投打の要としてチームを牽引した。
石井 陽昇(1番・中堅):初回の出塁からチャンスメイクし、4回には勝ち越しの適時二塁打を放った。

試合展開

試合は午前10時にプレーボール。浦和学院の先発・伊藤漣選手、山梨学院の先発・菰田陽生選手、両右腕の立ち上がりで始まった。

1回浦和学院が三者凡退で攻撃が終わると1回裏、山梨学院が無死一、二塁の先制のチャンスを後続が凡退し、得点には至らなかった。

試合が動いたのは2回裏。山梨学院は菅原選手の四球からチャンスを広げ、金子選手の右前打で無死一、二塁。続く住友選手が右適時打を放ち先制。さらにこの回、島田選手が押し出し四球を選び、序盤で2点をリードした。

4回表、浦和学院は法量選手の四球、玉榮久豊選手の中安打で無死一、二塁とすると、西村選手も四球で満塁。ここで鈴木選手の中犠飛で1点を返すと続く内藤選手の左前打で2−2の同点に追いついた。

試合は振り出しに戻ったが、その裏、山梨学院がすぐさま反撃。藤田蒼海選手の二塁打に続き、石井選手が左中間を破る二塁打で3−2と勝ち越しに成功した。

5回には主砲・菰田選手が真ん中高めの直球を捉え、中越えのソロ本塁打。リードを2点に広げた。浦和学院は継投で流れを取り戻そうとするも、山梨学院の集中打が上回った。

7回裏、山梨学院は無死満塁の好機をつくり、金子選手の左前適時打と住友選手の遊ゴロの間に2点を追加。スコアを6対2と突き放した。

浦和学院も9回に意地を見せる。西村選手の内野安打をきっかけに、暴投で1点を返す。しかし、檜垣投手が最後は藤澤選手を中飛に打ち取り、試合終了。

山梨学院が堅実な試合運びで勝利をつかんだ。

※Y9ちゃんねる様より引用

⚾️試合のポイント⚾️

⚾️ 檜垣瑠輝斗選手が6回を89球3失点の力投。
⚾️ 菰田陽生選手が5回に放った中越えソロ本塁打が勝敗を分けた。
⚾️ 浦和学院は4回の同点劇が見事だったが、あと一本が出ず。
⚾️ 終盤の山梨学院の粘りと投手陣の安定感が勝因となった。

【浦和学院】攻撃の糸口つかめずも粘りの戦い

浦和学院は序盤にリズムをつかめず、伊藤選手の早い降板で苦しい展開となった。それでも4回に見せた集中打で一度は同点に追いつくなど、チームとしての粘りが光った。内藤選手の適時打、西村選手の内野安打など、また下位打線からのつなぎも見られたが、終盤に再び好機を逃したのが悔やまれる。投手陣は4人の継投で粘ったものの、四死球合計7つが失点に直結。課題を修正し、来春以降のチームに注目していきたい。

【山梨学院】流れを渡さず投打かみ合い快勝

山梨学院は序盤から菰田選手の安定したピッチングと、石井選手ら上位打線の出塁がリズムを生んだ。2回に2点を先制し、4回に追いつかれた直後の勝ち越し打、そして5回の菰田選手の一発と、要所で得点を奪う集中力が際立った。リリーフの檜垣選手は6回を力投し、試合を締めくくる堂々の内容。守備でも内野陣が落ち着いたプレーを見せ、総合力の高さを印象づけた。

【まとめ】秋本番に向けて見えた両校の収穫と課題

山梨学院は自慢の打撃力に加え、投手陣の安定感も示した。控え投手の檜垣選手が長いイニングを投げ抜いたことは、大会後半に向けて大きな収穫となった。

一方の浦和学院は、好機を生かしきれなかったものの、若い打線のつながりや投手陣の粘りが光った。試合後互いの健闘を称え合う姿があり、両校ともに秋の時点で完成度が高く好ゲームとなった。

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