専大松戸、長谷川選手&石崎選手の一発で横浜を撃破 力強い打線と堅守が光る一戦【2025:令和7年度秋季関東高校野球大会(秋大)】

目次

大会3日目 横浜VS専大松戸

※一球速報.comより引用

日付:2025/10/20(月)
試合会場:山日YBS球場

専大松戸が序盤の一発攻勢で主導権を握り、横浜の反撃を振り切って4―2で勝利した。両校のエースが先発した注目の一戦は、長谷川選手と石崎選手の本塁打が流れを決定づけた。横浜は再三の好機をつくりながらもあと一本が出ず、専大松戸の粘り強い投球と守備に屈した。

◾️投手まとめ◾️

【横浜】

小林 鉄三郎(先発):5回、65球、3失点。
序盤からテンポよく投げたが、2回の長谷川選手、5回の石崎選手に一発を浴びた。制球が安定しており、試合を大きく崩さなかった点は伸びしろを感じる。
織田 翔希:3回、45球、1失点。
ストレートの伸びで押しながらも制球が定まらず四球3、要所で長打を許してしまったが粘投を見せた。

【専大松戸】

小林 冠太(先発):9回181球、2失点。
序盤から四球を許しながらも粘りのピッチングを続け、終盤は球威が落ちながらも気迫で押し切った。また被安打10を浴びながらも冷静にアウトを重ね見事完投勝利を飾った。

◾️主な活躍選手◾️

【横浜】

小野 舜友(1番・一塁手):2回に先制タイムリー、7回、8回にも安打でチャンスメイク。リードオフマンとして猛打賞の活躍。
江坂 佳史(4番・右翼手):5打数3安打1打点。中軸として打線をけん引し、チームに流れを呼び込んだ。

【専大松戸】

長谷川 大納(6番・中堅手):2回に左越えソロ本塁打、6回にもライトへタイムリーを放ちと大活躍。勝負強さが際立った。
石崎 翔斗(1番・一塁手):5回に左越えツーランで勝ち越し弾。初回から積極的なスイングで相手バッテリーに圧をかけた。
小林冠太選手(投手):181球の完投でチームを勝利に導く。常にランナーを背負いながら粘りの投球でわずか2失点に抑えこんだ。

◾️試合展開◾️

試合は午後1時27分にプレーボール。両校の先発は、横浜が小林選手、専大松戸が小林選手。立ち上がりから息詰まる投手戦が繰り広げられた。

横浜は1回表、池田選手、川上選手の連続四球で一死一、二塁の先制機を作るも、5番千島大翼選手の中飛で無得点。

専大松戸はその裏、吉岡伸太朗選手の右安打でチャンスを作るが、後続が続かず無得点に終わる。

試合が動いたのは2回。横浜は8番酒井選手の左安打と四球で二死一、二塁とし、1番小野選手が左前適時打。先制の1点を奪う。

その裏、専大松戸はこの回先頭の長谷川選手がフルカウントから完璧に捉えた打球を左翼席へ運ぶ同点ソロ。直後の反撃で試合を振り出しに戻した。

その後は両投手が立ち直り、緊張感ある展開となったが、5回裏に専大松戸が勝ち越しに成功。

二死一塁から1番石崎選手が左越えへのツーランを放ち、3―1と逆転。リードを奪うと、球場の雰囲気は一気に専大松戸ペースとなった。

6回表、横浜は無死一、二塁の好機をつくるが、走塁ミスで流れを断たれ無得点。その裏、専大松戸は吉岡選手の二塁打と長谷川選手の右前打で1点を追加。4―1と突き放した。

横浜は7回、小野選手の内野安打と江坂選手の適時打で1点を返し2―4とするも専大松戸・小林選手の粘りの投球の前に、後続を断たれる展開が続く。

横浜の9回の攻撃では無死一、二塁の絶好機を迎えるが、代打・田島選手が空振り三振、最後は酒井選手の二直で試合終了。毎回ランナーを背負い再三のピンチを断ち切った小林投手の完投勝利にて専大松戸が勝利した。

※Y9ちゃんねる様より引用

⚾️試合のポイント⚾️

⚾️ 専大松戸・長谷川選手のソロ弾で同点に追いつき、流れを引き戻した。
⚾️ 専大松戸・石崎選手のツーランが勝負を分けた。
⚾️ 小林冠太選手の181球完投。スタミナと精神力の両面で強心臓ぶりを発揮した。
⚾️ 横浜は走塁ミスと残塁が響き、再三の好機を活かせなかった。

【横浜】あと一歩届かなかった勝負強さ

横浜は終始チャンスを作る打線だったが、あと一本が出なかった。2回に小野選手の適時打で先制するなど序盤は理想的な流れだったものの、5回の勝ち越し弾以降は専大松戸・小林選手の気迫に押された。江坂選手は4番として3安打と奮闘し、下位打線の酒井選手も2安打で存在感を見せた。走塁面や終盤の送りバント失敗など課題が残った。

【専大松戸】一発攻勢と粘投で掴んだ勝利

専大松戸は長谷川選手と石崎選手の本塁打がチームを勢いづけた。特に5回のツーランは、相手エースの球威が最も高い場面での完璧な一撃。中盤以降は打線全体がつなぐ意識を徹底し、6回にはダメ押しの一打も飛び出した。小林選手は9回181球の熱投。四死球10を与え被安打10ながらも最後まで崩れず、精神的支柱としてチームを支えた。

【まとめ】拮抗した力の中で光った「粘りの野球」

両チームとも高い技術と集中力を見せた好ゲームだった。横浜は持ち味の粘りと打線のしぶとさを見せ、専大松戸は一発の威力と守備力で上回った。結果的にスコア以上に内容の濃い戦いとなり、秋の関東大会らしい緊張感に満ちた一戦。勝利した専大松戸は、次戦に向けて勢いをそのままに上位進出を狙う。敗れた横浜も、随所に見せた攻撃力は健在で、今後の巻き返しが期待される。

勝負どころでの集中力と、最後まで諦めない姿勢が印象的だった。専大松戸・小林選手の181球完投は、まさにチーム全員の思いを背負った熱投。秋の大会ながら夏を思わせる熱気に包まれた一戦となった。

シェアのご協力お願いします♪
  • URLをコピーしました!
目次