【あなたは予想出来ますか?】激戦必至の「埼玉大会」、夏の頂点を目指す注目校と逸材たち ※2025年・全国高校野球選手権埼玉大会ベスト8展望※【特集】

2025年夏、全国高校野球選手権大会の埼玉予選が開幕する。今年も強豪・実力校・新鋭がひしめき合う埼玉大会は、どのブロックも初戦から見逃せない好カードが続く。ここでは各ブロックからベスト8進出が予想される有力校と、キーマンとなる選手たちに注目し、今大会の見どころを展望する。

目次

【Aシード浦和学院×Dシード川口工業ブロック】

本命:浦和学院/対抗:浦和実業/注目校:川口工業、本庄第一

強豪・浦和学院が厚みのある戦力で一歩リードするが、川口工業、浦和実業、本庄第一らも虎視眈々と上位進出を狙う。

浦和学院はAシードの看板にふさわしく、超強力打線と経験豊富な投手陣を擁する。注目は、強打のスラッガー藤井健翔や攻守で貢献する垣内凌林田大空ら中軸。投手では左腕・岡部修弥右腕・伊藤漣のリレーが盤石で、安定感のある戦いぶりが期待される。

対抗馬には川口工業、浦和実業、本庄第一、そして滑川総合も挙がる。浦和実業は春の選抜ベスト4の主役となった技巧派左腕・石戸颯汰がキーマン。球速は130kmながら球持ちの良さと緩急で打者を翻弄し、全国の強豪相手にも経験十分だ。本庄第一の米田爽真も堅実な投球でチームを牽引し、滑川総合の石井健大郎はテンポの良い投球と力強い直球で存在感を示す。初戦の滑川総合と久喜工の勝者がその後のブロックに与える影響も見逃せない。

■展望:浦和学院が戦力・選手層ともに頭一つ抜けているが、選抜ベスト4の浦和実業、川口工(Dシード校)の総合力での下剋上も有り得る。


【Dシード伊奈学園×Cシード松山ブロック】

本命:松山/対抗:伊奈学園/注目校:武蔵越生、埼玉平成

伊奈学園と松山のシード勢に、武蔵越生や埼玉平成が挑む構図となっているこのブロックも激戦が予想される。

伊奈学園は近年着実に力をつけてきた総合学科の公立校。安定感ある守備と粘り強い打線が持ち味で、初戦突破後に勢いに乗ればシード力を発揮しそうだ。松山も伝統校としての地力があり、失点の少ない継投策で接戦に持ち込む力がある。武蔵越生は、近年打撃力が向上しており、特に終盤に粘りを見せる試合が多い。埼玉平成は投手を中心とした堅守速攻型のチームで、一戦ごとに仕上げてくる。

■展望:伊奈学園と松山の実力は拮抗しており、互いに手の内を知るチーム同士の勝負となれば延長戦もあり得る接戦ブロック。

【Cシード花咲徳栄×Dシード上尾ブロック】

本命:花咲徳栄/対抗:上尾/注目校:昌平、県立川口

県内屈指の実力校・花咲徳栄が頭ひとつ抜けているが、上尾、昌平、県立川口の実力も侮れない。

花咲徳栄は投打に主力が揃い、盤石の布陣だ。エース・正岡大弥をはじめ、黒川凌大、渡邉祐輝といった投手陣が安定しているうえに、打線も強力。岩井虹太郎市村心田島蓮夢ら長打力のある選手が並び、一気呵成の攻撃が武器だ。

対抗馬の上尾は堅実な守備と継投策で粘る野球が持ち味。昌平は櫻井ユウヤ齋藤塁らを軸とした強打が光り、試合の主導権を握れるチーム。特に4番櫻井は一打で試合を決める存在感がある。

■展望:徳栄の総合力に分があるが、昌平や上尾の一発勝負にも警戒。


【Dシード狭山ヶ丘×Bシード川越東ブロック】

本命:川越東/対抗:狭山ヶ丘/注目校:立教新座

投打のバランスがとれた狭山ヶ丘と、堅守の川越東が激突する注目ブロック。立教新座の存在も脅威だ。

川越東は下田琉惺、古沢優翔らを中心に、綿密な戦術と堅い守備で勝利を重ねてきたチーム。ミスの少ない試合運びと接戦に強いメンタルが魅力だ。

狭山ヶ丘は長打力を備えた中軸と機動力を組み合わせ、粘りの野球を展開する。立教新座も投手力が高く、終盤にひっくり返す粘りがある。

■展望:川越東がわずかに有利か。ただ、狭山ヶ丘や立教新座が序盤に主導権を握る展開になれば、波乱も十分に起き得る。

【Aシード叡明×Dシード市立浦和ブロック】

本命:叡明/対抗:市立浦和/注目校:慶応志木、開智未来

打力の叡明と、守備の市立浦和がぶつかる。慶応志木、開智未来もダークホースとして虎視眈々と上位を狙う。

叡明は田口遼平増渕隼人を中心に安定した攻撃力を誇り、打線の繋がりと長打力で一気に試合を決める力がある。

市立浦和は緻密な守備と戦術が武器。失策の少なさと一戦必勝の戦い方で、過去にも上位進出の実績がある。

■展望:総合力は叡明が上だが、試合巧者の市立浦和がロースコアに持ち込めば勝機も見える。また新鋭の開智未来、慶應志木も上位を狙える力がある。

【Dシード聖望学園×Cシード大宮北ブロック】

本命:聖望学園/対抗:大宮北/注目校:春日部東、浦和麗明

伝統校・聖望学園と新鋭・大宮北の一騎打ちが予想されるが、春日部東、浦和麗明も侮れない。

大宮北の注目は左腕・伊藤実遥捕手・橋本海里のバッテリー。伊藤は安定したコントロールと打たせて取る投球で試合を作り、橋本は4番として打撃面でも貢献度が高い。

聖望学園は例年通り総合力に長け、投手力も安定している。春日部東は打撃力が高く、浦和麗明は近年力をつけてきた新鋭校で、混戦を抜ける可能性を秘めている。

■展望:春の大会で浦和実業を破った聖望学園、春ベスト8の大宮北の実力が抜けているが、僅差の展開となれば他の高校に流れが傾く可能性も有り得る。

【Cシード早大本庄×Dシード山村学園ブロック】

本命:早大本庄/対抗:山村学園/注目校:星野、埼玉栄

個の力で上回る山村学園と、総合力の早大本庄が覇を競う。

山村学園は、3番ショートの横田蒼和、エース・鷲田晴希、外野手・宮本恵介の存在が光る。打撃・機動力・守備の三拍子が揃う。

一方の早大本庄は、守備と粘り強い攻撃が特徴。特に接戦での勝負強さがあり、終盤の集中打には警戒が必要だ。

また、星野や埼玉栄も存在感を示している。トーナメントを通して仕上がっていけば面白い存在となる。

■展望:山村学園が個々の実力で上回るが、総合力では早大本庄にも十分チャンスがある。
どの高校も夏の一戦一戦で力をつけベスト8に進む可能性は大いにある。


【Dシード西武台×Bシード市立川越ブロック】

本命:市立川越/対抗:西武台/注目校:川口市立、春日部共栄

このブロックは予測が難しく、どのチームにもチャンスがある大混戦。

西武台は近年成績が安定しており、1試合ごとに完成度を高めるチームカラー。川口市立や武南、春日部共栄といった中堅校も虎視眈々と上位を狙っており、4回戦以降は大混戦が予想される。

市立川越はしぶとい野球で安定した成績を残してきており、打線のつながりと走塁がポイント。西武台は伝統的に打撃力に優れ、特に中盤以降の粘りが強みだ。

春日部共栄の水脇将大、前田悠太の両投手は共に2年生。打撃でも貢献できる二刀流タイプで、共栄が勢いに乗れば一気にベスト8まで駆け上がる可能性がある。武南や川口市立にも要注目。

■展望:一戦ごとの出来が明暗を分けるブロック。鍵を握るのは春日部共栄の2年生コンビか。近年上位に進出している川口市立にも注目。

展望まとめ

浦和学院や花咲徳栄、叡明などのシード校は実力通りならベスト8進出が濃厚。

しかし、毎年のようにシード校相手に台頭する公立校や、新鋭私学の一発も大会の醍醐味。甲子園出場を賭けて選手たちの熱意と執念がぶつかり合う。

今大会のベスト8が出揃う頃には、2025年夏の主役たちが姿を現すことだろう。球場の歓声とともに、聖地・甲子園へと続く戦いが幕を開ける。

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