1回戦 結果は浦和実8ー2東海大札幌


投手まとめ
【浦和実業】
駒木根 琉空:4回 68球 2失点。毎回走者を背負いながらも要所を締める。
石戸 颯汰:5回 65球 無失点。ランナーを出しながらも粘りの投球で勝利を引き寄せた。
【東海大札幌】
砂田 左漸:3回 57球 3失点(自責1):失策が絡み、浦和実の流れを止められず。
高橋 英汰:(4~8回途中)4.1回69球 3失点。7回まで好投をするも8回に浦和実打線に集中打を浴びる。
矢吹 太寛:(8回途中~9回)1.2回 44球 1失点(自責点0):走者を出しながらも要所で粘投し最少失点で切り抜けた。

主な活躍選手
【浦和実業】
三島 陽之介:2本のタイムリー計3打点の活躍で中軸の役割を果たす。
深谷 知希:先制タイムリー+スクイズ成功、打点2で勝負強さを発揮。
佐々木 悠里:3出塁(三塁打・四球2)で出塁しチャンスメーク。
【東海大札幌】
伊藤 太一朗:2回に同点タイムリーを放ち、攻撃の起点を担う。
太田 勝馬:3回にタイムリーで反撃の兆しを魅せる。
2回戦 試合展開まとめ
初回は両チーム無得点に終わるが、浦和実は2回表、7番橋口拓真の左前打を起点にチャンスを広げ、8番深谷知希が右翼への適時打で先制点を奪取。相手守備のミスも絡み、得点機を確実にものにした。
3回には、2番佐々木悠里の安打と牽制ミスで無死二塁のチャンスを作ると、3番山根大智の右前打、4番三島陽之介の適時二塁打で1点を追加。さらに、6番工藤蓮の打球が一塁手の失策を誘い、追加点をもぎ取った。細かいミスを見逃さない集中力が光った。
試合を決めたのは8回表だった。先頭の佐々木が右中間を破る三塁打で出塁すると、4番三島がセンターへ2点適時三塁打を放ち勝負を決定づけた。
さらに、6番工藤の左前打、8番深谷のスクイズ成功、1番田谷野巽生の中前適時打と繋がり、この回一挙5得点を奪った。
この試合、浦和実の打線は1〜9番まで全体で7安打・8四死球を記録。特に佐々木(2番)が2安打2四死球と全打席出塁、4番の三島は2安打3打点の大活躍。8番深谷もスクイズ含む2打点と、下位打線からの得点も見逃せない。安打と四死球、相手のミスを巧みに絡めながら、理想的な“繋がる打線”を体現した。
試合を通して、浦和実業の打線は相手投手をじわじわと追い込み、チャンスでは一気に畳みかける理想的な展開を見せた。上位から下位まで切れ目のない攻撃力は、今後の大会でも大きな武器となるだろう。
⚾️その他ポイント
⚾️浦和実は機動力と堅実なバント・スクイズが得点に直結した
⚾️東海大札幌は失策・牽制ミス・バント処理ミスが複数絡み、大量失点につながってしまった。
⚾️石戸のリリーフ投入は試合の流れを引き寄せた決断だった
⚾️浦和実は下位打線からのつながりが得点機会を生み、「つなぐ野球」を魅せた
