「浦和学院VS叡明(えいめい)」浦和学院が圧倒的な攻守で春頂点へ。着実な加点で叡明を振り切る!主砲・藤井が一発含む3打点の活躍【埼玉県春季大会:決勝】

目次

決勝 結果は浦和学院7ー2叡明

※一球速報.comより引用

令和7年度春季埼玉県大会は、浦和学院の優勝で幕を閉じた。

全体を通じて、投手力と守備力の高さが問われる大会となり、接戦が続く一方で、打線のつながりや試合運びの巧さが勝敗を分ける構図が鮮明に表れた。
 (試合時間:2時間07分、開始 9:59 ~ 終了 12:06)

投手まとめ

【浦和学院】
石川 拓海:先発・5回 無失点。被安打4、奪三振1、四死球2、球数74。アンダースローから両サイドに丁寧にボールを集め5回まで無失点でまとめ、的確な制球で試合を落ち着かせた。
城間 琥珀(6回):1回、球数15、無失点。6回裏に登板し、走者を出しながらも落ち着いた投球で後続につないだ。
日髙 創太(7回~7回途中):2/3回、球数17、失点2(自責2)。根本選手に被弾し2点を失うも、試合を壊さず役目を果たした。
岡部 修弥(7回途中~8回):1 1/3回、球数14。7回二死からのピンチを三振で断ち切り、8回も三者凡退に抑えた。
伊藤 漣(9回):1回、球数10、無失点。落ち着いた投球で無安打に抑え、優勝を決めた。

【叡明】
増渕 隼人(先発):5回 失点5。被安打9、奪三振4、四死球3(死球2含)、球数90。制球に苦しみ失点を重ねるも、崩れず5回を投げきった。
田口 遼平(6回~試合終了):4回、被安打4、失点2(自責1)、奪三振2、四球0、球数53。打たれながらもテンポ良く投げて試合を立て直した。

主な活躍選手

【浦和学院】
落合 隼飛:7番捕手。本塁打1(2回先制2ラン)、四球1、守備でも安定感。試合の流れを引き寄せた先制弾。扇の要としても貢献。
藤井 健翔:4番三塁手。本塁打1(3回ソロ)、死球1、三振1。パワフルなスイングで2試合連続となる本塁打を放った。
玉木 敬章:1番右翼手。安打2(5打数2安打)、8回にダメ押しのツーラン本塁打。リードオフマンとして出塁と長打で打線を牽引。
垣内 凌:3番中堅手。3安打(単打・二塁打・四球)と攻撃の中軸としてチャンスメイクをした。

【叡明】
根本 和真:1番左翼手 → 中堅 → 左翼。7回に意地の左越えツーラン本塁打を放った。試合終盤の反撃口火を切った。
田口 遼平:投手→遊撃手。リリーフ登板後、4イニング2失点と試合を引き締める。打撃でも右二塁打含むマルチ安打を放った。

試合展開

◾️浦和学院、盤石の攻撃力で叡明を圧倒 ― 王者が見せた多彩な打線と主導権を渡さず ―

序盤から主導権を握ったのは浦和学院だった。2回表、6番・林田が中三塁打で出塁すると、続く7番・落合が右翼へのツーラン本塁打を放ち、先制に成功。さらに3回には4番・藤井がソロ本塁打を左越えに叩き込み、リードを3点に広げた。

浦和学院は毎回のように走者を出しながらも、堅実な攻撃で得点を重ねた。4回には2番・西田の適時打、5回には押し出し四球、8回には1番・玉木の右越え2ランと、一発と繋ぎの両面でスコアを刻み、計7得点。無駄な攻撃が少ない印象だった。

守っては、先発の石川拓海が5回を2安打無失点と安定した投球を見せ、継投も盤石。終盤、叡明に2点を返されるも、岡部、伊藤の継投で試合を締めた。


◾️叡明は終盤に一矢報いるも及ばず

対する叡明は、2回までに4点のビハインドを背負い、苦しい展開。先発・増渕は制球に苦しみながらも粘投したが、浦和学院の強力打線にじわじわと得点を許した。攻撃では7回裏、1番・根本が左越えへのツーラン本塁打を放ち、意地を見せたが、反撃はそこまで。中軸の田口や赤城が安打を放つも、あと一本が出なかった。

優勝:浦和学院 ― 盤石の総合力と成長途上の完成度

浦和学院は全試合で主導権を握る安定した戦いぶりを見せ、投打守すべての面で他校を圧倒した。
特筆すべきは、先発・石川拓海を軸とした継投策。1試合で3~4人の投手を使い分ける“分業スタイル”が徹底され、投手層の厚さを活かした試合運びが印象的だった。打線では、藤井健翔・落合隼飛・玉木敬章ら中軸と下位の長打力に加え、西田瞬や垣内凌の出塁力と走塁が光った。
中でも落合の攻守にわたるリーダーシップは群を抜いており、捕手として試合を動かす視野の広さが際立った。

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準優勝:叡明 ― 勝負強さと投手再建の兆し~田口遼平・根本和真に注目!~

叡明は準々決勝以降に粘りを見せ、田口遼平の奮投と根本和真の勝負強さが際立った。特に田口は、投手・野手とマルチにチームを支え、攻守にわたるキーマンとなった。

一方で、四死球から失点を許すケースが散見された。夏までに投手陣の整備がどこまで進むかが注目される。

夏の大会で「叡明旋風」が再び吹き荒れるか

主将・田口遼平と主砲・根本和真。この二枚看板に加えて、守備力と走力の安定感、ベンチワークの成熟が噛み合えば、夏の一戦一戦を制する可能性は大いにある。
新鋭・叡明の勢いが、伝統校の牙城を崩す起爆剤となるか。2025年夏、埼玉の高校野球から目が離せない。

⚾️試合ポイント

⚾️浦和学院の中軸の活躍:藤井が本塁打含む3打点、西田がマルチ安打、玉木が8回にダメ押し2ランと、上位打線が機能。
⚾️叡明は好機を生かせず:二塁まで走者を進める場面は多く作ったが、決定打に欠けた。

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【大会総括】令和7年度 春季埼玉県高校野球大会

◾️浦和学院が3年ぶりの王座奪還、叡明が初の関東切符を掴む春

2025年4月24日から5月4日まで開催された令和7年度春季埼玉県高等学校野球大会は、各地区予選を勝ち抜いた48校による激戦の末、浦和学院が3年ぶり18回目の優勝を果たして幕を閉じた。伝統校の貫禄と新興勢力の台頭が入り混じる大会は、夏への布石とも言える好内容となった。

強さを見せた浦和学院、盤石の戦いぶり

優勝校・浦和学院は初戦から決勝まで安定した投手陣と爆発力ある打線を武器に、危なげない戦いを展開した。守備ではミスが少なく、走塁の意識も高い。低反発バットの時代においても、強打の浦和学院というブランドを維持しながら、きめ細やかな野球で頂点に立った。


快進撃の叡明、初の関東出場で大きな一歩

一方、準優勝の叡明は大宮北、市川越といった実力校を次々と撃破し、決勝進出を果たした。特にエース田口遼平の緩急を駆使した投球は圧巻。主将・根本和真の本塁打や、増渕隼人の粘り強いバッティングも光った。

今大会で勢いを得た叡明は、初の関東大会出場を決め、学校史に残る快挙を成し遂げた。

戦術の変化と「低反発バット」時代の兆し

今大会では、昨秋から本格導入された低反発バットの影響が如実に表れた。全体として長打は減り、送りバント・機動力・守備力といった要素が一層重視される展開が目立った。

特に、得点パターンは「四球・送り・タイムリー」あるいは「エラー絡みの失点」が多く、ミスが勝敗を左右する傾向が強まった。守備力に優れるチームが上位進出したのも、この背景と一致している。

注目校・注目選手

⭐️浦和学院・林田大空(外野手):本塁打を含む長打力と勝負強さ。夏もキーマンとなる存在。
⭐️叡明・田口遼平(投手):粘り強く試合を作る安定感。大会後半はケガを抱えながらの力投。
⭐️市川越・齋藤圭汰(捕手):攻守で光るリーダーシップ。来季以降も注目。
⭐️大宮東・大澤遥輝(投手):変化球主体で上位を苦しめた技巧派右腕。
⭐️大宮北・伊藤実遥(投手):上位進出の立役者技巧派左腕。打者としても長打力がある。

関東大会へ、そして夏の大会へ

浦和学院と叡明の2校は、5月17日開幕の春季関東大会(茨城開催)へと駒を進めた。特に叡明にとっては、県外強豪との初対戦となり、大きな経験の場となる。浦和学院は関東でも頂点を狙える陣容を揃えており、他県勢との実戦はチームをさらに引き締めるだろう。

 春は“野球の質”が問われる大会――守って、走って、つないで勝つ。
令和7年春、埼玉の高校野球はまた一歩、進化した。

春季大会を経て、各校の課題と手応えが浮き彫りとなった今、次なる舞台は7月の埼玉大会。春の成果と悔しさを胸に、各校が夏に向けて再スタートを切る。

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