2回戦 結果は大宮北0ー7叡明

叡明が初回から試合の主導権を握り、投打にわたる安定した戦いぶりで大宮北に7回コールド勝ち(7-0)を収めた。試合時間は1時間44分とテンポ良く進み、エース田口遼平の完封投球と打線の集中打が光った。

投手まとめ
【大宮北】
延原 孝介:初回に3失点を喫してしまったが、球自体は悪くなく、打撃では2安打と意地を見せた。
柏倉 康佑:登板直後に失点し流れを変えることができなかったが、粘投した。
攻めきれずカウントを悪くする場面があったが、球威のある球で三振も奪った。夏に向けて課題と収穫が見える登板だった。
【叡明】
田口 遼平:7回無四球、11奪三振で無失点に抑える圧巻の完封投球。立ち上がりから安定した制球でテンポよくアウトを重ね、変化球もキレがあり要所で打者を翻弄した。
主な活躍選手
【大宮北】
延原 孝介:3番打者・先発投手。マルチ安打を記録。投手としても粘投を見せたが、序盤の失点が響いた。
川端 峻:1番打者。リードオフマンとして出塁機会を作ったが、後続が続かず得点には結びつかなかった。
【叡明】
田口遼平:投手・3番打者。投打の柱として絶対的な存在感。無四球・11奪三振の快投で試合を支配し、自らもヒットを放つなど文句なしのMVP級の活躍。
笘大悟:5番打者。 初回の2点適時打に加え、中盤にもタイムリー。ポイントゲッターとしての仕事を確実に果たした。
長島輝平:9番打者。7回裏のサヨナラ適時打で試合を締めくくった。下位打線からの得点力に貢献。
試合展開
◾️序盤で試合の流れをつかんだ叡明
叡明は初回、2番青木が死球で出塁すると、3番田口が四球で続き、4番赤城翔が右越えの適時二塁打で先制点を奪う。さらに5番笘大悟の右前打で2点を加え、3点を先制して主導権を握った。
3回にも、田口の左前打からチャンスを作り、6番髙野の適時打で1点を追加。5回には再び笘の左越え適時二塁打と、7番三枝の右前打で2点を加えて6-0とし、リードを広げた。
◾️田口遼平、被安打4・11奪三振の快投
叡明の先発・田口遼平は、7回を投げ抜き被安打4・11奪三振・無失点の内容。序盤から低めへの制球が冴え、変化球を織り交ぜて大宮北打線に的を絞らせなかった。ピンチらしい場面はほとんどなく、走者を出しても後続を確実に断ち、一度も得点圏に走者を許さない圧巻の投球だった。
◾️7回裏に勝負を決める一打
7回裏、無死から四球で出塁した髙野を送り、8番細沼の三ゴロが失策を誘発。続く9番長島輝平が中前へ運ぶタイムリーを放ち、7点差がついたことで試合はコールド成立。試合を締めくくる一打となった。
◾️大宮北、好機作れず沈黙
大宮北は先発・延原が4回6安打4失点と粘ったものの、打線が援護できなかった。叡明 田口に対し、終盤まで得点圏に走者を進める場面は少なく、7回までに計11三振を奪われる苦しい展開。3番延原と1番川端のマルチ出塁はあったが、後続が続かずに無得点に終わった。
⚾️試合のポイント
⚾️初回の3得点で流れを完全に叡明ペースに。
⚾️送りバント・盗塁・失策誘発など細かな攻撃が得点に結びついた。
⚾️田口の無四球完封で大宮北打線を封じ切った。
まとめ
「叡明が機動力とつながりのある打撃で主導権を握り、エース田口の快投で完封勝ち」
一方の大宮北は初回の3失点以降も粘れず、攻撃では好機を活かせない展開が続き、リズムに乗れないまま7回コールドで敗戦。
