準決勝 結果は叡明2ー1市立川越

叡明高校と市立川越高校の一戦は、投手陣の好投が際立つロースコアの接戦となった。叡明は2回に奪った2点を守り抜き、2-1で勝利。投手リレーが光る展開だった。

投手まとめ
【叡明】
増渕 隼人:4回 58球 1失点。立ち上がりから安定感ある投球で、丁寧にコースを突く投球が光った。
田口 遼平:5回 67球 無失点:5回裏からマウンドに上がると、以降9回までの15アウトのうち7つが三振という圧巻の投球をみせた。
【市立川越】
山田 蒼大:4回 55球 2失点。序盤にバタつきが見えたが、毎回走者を出しながらも丁寧な投球で粘投し、大崩れせずに試合を壊さなかった。
栗本 樹:5回 74球 無失点:5イニングを無失点に抑え安定した内容だった。要所では三振を奪い、テンポの良い投球で野手にもリズムを与えた。
主な活躍選手
【叡明】
細沼 慶聡:2回表に試合を決める2点三塁打、中安打、中二塁打と3安打猛打賞。
田口 遼平:救援登板で、試合の流れを作った。
【市立川越】
玉野 凌也:3安打と猛打賞の活躍。
栗本 樹:5回を無失点に抑える好リリーフ。
準決勝 試合展開まとめ
試合が動いたのは2回表。叡明は5番・笘大悟、6番・髙野歩の連打で無死一、二塁とし、7番・三枝塁がきっちりと送りバントを決めた。1死二、三塁とチャンスを広げると、8番・細沼慶聡が中越えの三塁打を放ち、2点を先制した。
その裏、市立川越もチャンスを作るが、あと一本が出ず無得点。
市立川越は4回裏、4番・森村和真の左前打をきっかけに、盗塁と相手捕手の悪送球で1点を返す。なおも二死二塁のチャンスだったが、後続が倒れ、同点には追いつけなかった。
5回からは両チームとも投手交代。叡明はそれまで遊撃を守っていた田口遼平が登板、市立川越も山田蒼大から栗本樹にスイッチした。
市立川越は5回以降も毎回のように走者は出すものの、チャンスでのあと1本が遠かった。
叡明の田口は、5回から9回までの5イニングを投げ、被安打6ながら7奪三振の力投。三者凡退に抑えた回も多く、特に8回は三者連続三振、9回は走塁ミスも誘って試合を締めた。終盤に再三のピンチを背負いながらも、落ち着いたマウンドさばきでスコアボードにゼロを刻み続けた。
一方の栗本も無失点と好投し、9回まで登板。後半は締まった投手戦となった。
⚾️ポイント
⚾️叡明は投手リレーが功を奏した。田口の奪三振力と増渕の安定感が光った。
⚾️叡明は初回以外毎回安打を放ち、走者を出し続ける攻撃力を見せた。
⚾️市立川越は送りバントや盗塁など機動力を絡めてチャンスをつくるもあと一本が出ず。
